メディア戦略

福井銀行、Instagramで存在感を放つ地銀

珍しい存在ではなくなった大手企業の公式Instagramですが、業種・業界によって相性はあるものです。あまり相性が良くない代表といえば金融業、写真映えするであろう取扱商品がありませんから当然と思うかもしれません。しかし中には、大健闘ともいえるほど多くのフォロワーを集めている銀行があるのです。

Instagramと金融業、相性は悪いはずですが?

三菱UFJ、三井住友、みずほ、そしてゆうちょ、これらは2018年の銀行業売上高ベスト4。しかし、これら中で公式Instagramを運用しているのは「三井住友フィナンシャルグループ」のみ。これは金融業との相性が、あまり良くないことを表しています。にもかかわらず、単なる地方銀行なのに約4,200人というフォロワーを集めているのが「福井銀行」。はるかに規模が大きな三井住友が約1万6,000人ということから考えても、大健闘といえるでしょう。

福井銀行の公式Instagramの名称は「ふくジェンヌのいこっさ!福井(fukusienne)」、主なコンテンツは福井の観光情報やグルメ情報。「ジェンヌ」こと20~40代の女性行員が、福井県内に脚を運び、写真と共にアップしています。

メディアミックスで、地方の活性化を狙う

この公式Instagramの面白いところは、それだけで完結していないところ。同タイトルで16ページからなる冊子も年1回発行、こちらはそのまま観光ガイドブックとなっています。つまり、福井県をエリアごとに訪ねるならば冊子、タイムリーな情報を得るならばInstagramと相互補完をおこない、地方の情報を発信しているのです。

「地域情報の発信と銀行業務、どんな関係が?」こう思う人も多いことでしょう。しかし地方銀行の役割とは、本来は地域の活性化。地域がうるおえば銀行も儲かるものですから、ふくジェンヌの活動はあながち的外れではありません。取り上げられているお店は全て、福井銀行のお客さん……というわけではなさそうですが。

まとめ

高い支持を得ている、企業の公式InstagramやTwitterに共通するのは、ある種の「ゆるさ」であるとは、常々お伝えしている通りなのです。このことは福井銀行の公式Instagramにも感じるのですが、特筆すべきことは冊子という「古い」メディアと連動させているところ。SNSでは足りない点を補わせているところです。ちなみに、この冊子も高い評価を受けており、「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2018」に輝いています。

参考 https://www.fukuibank.co.jp/ir/fukusienne/

執筆者 gisinosuke

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