Facebookは若者離れが進んでいると言われますが、それでも世界最大級の影響力の強いSNSであることに変わりはありません。写真投稿型の若い世代に人気のInstagramやインスタントメッセンジャーのWhatsAppもFacebookの傘下です。
FacebookはIT企業として成功をおさめていますが問題がないわけではありません。Facebookは巨大になりすぎて政治的な影響力は無視できずセキュリティ上の問題もありCEOのザッカーバーグのワンマン経営に対しての批判もあります。
巨大になりすぎたFacebookは解体されるべきとの指摘がある
欧州連合(EU)欧州委員会のべステアー委員(競争政策担当)は17日、アメリカのSNS大手サイトのフェイスブックの解体は最終手段との認識を示しました。フェイスブックはこれまで欧州で情報漏洩や個人情報保護が問題になっていました。またEUでは過激なFacebook経由でのコンテンツも問題視されています。世界最大級のSNSプラットホームのフェイスブックも政府の規制と隣り合わせの状況です。
Facebookのセキュリティと政治的影響力の問題
Facebookは個人情報の漏洩で5000万人分の情報が流出したとして話題になりました。Facebookもアカウント情報の保護の対策に乗り出していますが管理体制の杜撰だという指摘もあります。またFacebook経由で大統領選の際にロシア人がデマを拡散したりミャンマーのロヒンギャ族の憎悪が広まったりと政治的にデリケートな情報が拡散されていることも問題視されています。
共同創業者クリス・ヒューズのFacebookの問題点の指摘
ザッカーバーグとFacebookを共同で創業したクリス・ヒューズもFacebookの問題点を指摘しています。クリス・ヒューズは政治・個人情報のことはもちろん、ザッカーバーグが社内で自分の考えを支持してくれるチームで周りを固めていることも問題だと言います。Facebookは巨大になりすぎたことで様々な問題が露呈するようになりました。
Facebookのマーケティングプラットホームとしての先行きに注意
Facebookは影響力の強いSNSのひとつですが、巨大になりすぎた故に情報漏洩や政治的な影響力などの問題が指摘されるようになりました。Facebookに対する規制の動きはSNSマーケティングをする際にも無視できないテーマです。Facebookの抱える問題点にも注意しながらSNSマーケティングを活用するべきです。
まとめ
Facebookは欧州では解体を示唆される自体になっています。大きくなりすぎたSNSはセキュリティと政治的な影響力の面で問題がありFacebookのCEOのザッカーバーグの経営方針にも批判の声があります。SNSマーケティングをするうえでFacebookの動向はまめに確認しておきましょう。
参照元 ロイター通信
執筆者 タモリ マサヒコ