デジタルマーケティング

これぞSNS本来の力?!インドネシア大統領選の架空候補

運営費用が格安なこと、アイデア次第でムーブメントが起こせること。これらは言うまでもなくSNSの力なのです。しかしSNSをマーケティングに活用、収益をあげることばかりにとらわれていると、SNS本来の力を忘れてしまいがちなのですが、この力を思い出させるユニークな出来事が起こりました。今年の4月末、インドネシア大統領選でのことです。

突如あらわれた候補者は架空の人物

インドネシア5年に一度の大統領選は、現職のジョコ大統領と新人のプラボウォ氏の一騎打ちとなりました。しかし有権者たちが嘆いていたのは、二人が共に人気取りばかりに走っていること。政策論争が不十分だというのです。そんな最中、突如登場したのがヌルハディ候補。全く無名の新人ながら大人気となり、SNSのフォロワーは60万人に上る勢いを見せました。

しかし、実際にはヌルハディ氏は立候補していません。彼は20歳の写真家を中心とした若者グループが作った架空候補。モデルは49歳のマッサージ師、単なる普通のおじさんだったのです。

目的はSNSの政治的な利用ではなかった?!

「お前は票が欲しいだけだろ?」ジョコ大統領に突っ込みを入れるヌルハディ氏。これはSNSに掲載された写真なのですが、もちろん二人が討論会をおこなった事実はありません。他にもヌルハディ氏が発した刺激的な発言も多数掲載されています。そんな写真は実にわかりやすい合成ですし、発言もすぐにブラックジョークとわかるもの。フォロワーたちもヌルハディ氏が架空の候補であることをわかって楽しんでいます。

SNSのフォロワーが60万人に上るほどの支持を、架空候補のヌルハディ氏が集めた理由は、有権者の政治に対する停滞感や無力感。だからこそ痛快な架空候補の人気がでたのです。しかし、注目したいのが、これを始めたのが資金もなければSNSを戦略的に利用することも頭にはなかった、普通の若者たちだったところ。中心人物は最初、ジョークのつもりだったといいますが、ヌルハディ氏は大きなムーブメントとなったのです。

まとめ

インフルエンサーがどうしたとか、戦略的に利用するとか。最近、SNSについて語られるのは、こんなことばかりです。しかし、本来のSNSの持つ力とはヌルハディ氏の事例の様なものではなかったでしょうか。伝えたいことがあるから、伝えるというのが本来のSNSの魅力だったはず。そんな初期衝動の塊のような情報発信こそSNS本来の持っている力なのです。

参考 https://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/1/1254111/?from=ocntop

執筆者 gisinosuke

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