デジタルマーケティング

Eコマースとリアル店舗が融合したニューリテール戦略

Eコマース企業がリアル店舗をもつことが近年、増えています。日本でも有名な事例はAmazonの無人コンビニAmazonGoでしょう。キャッシュレスで買い物が出来るようになるという文脈でAmazonGoは取りあげられることが多かったのですが、キャッシュレス化と人手不足の解消以上の意味をAmazonGoは持っています。また中国のEコマース大手のアリババもネットとリアルを融合した企業戦略をとっています。ニューリテール戦略というコンセプトを発表したのは他でもないアリババのジャック・マーです。

ニューリテール戦略とは

ニューリテール戦略とはオンラインとオフラインのそれぞれの強みを生かした新しい小売業のビジネスモデルです。ITやネットが急速に進化している中国ではQRコードを使ったスマホ決済をはじめ様々なテクノロジーがリアル店舗に応用されています。

これまでも小売業がEコマースとリアル小売を並行することは珍しくありませんでした。しかし、ニューリテール戦略ではEコマースのノウハウやテクノロジーがリアル小売業の仕組みを根底から変えていきます。

O2OからOMOへ

ニューリテールはO2O(Online to Offline)とよく言われています。つまりオンラインがオフラインに影響を与えるという考え方です。しかし最近のニューリテール戦略ではさらに一歩、進んでOMO(Online merge offline)と言われています。オンラインからオフラインへの一方的な影響ではなく、オンラインとオフラインが融合して新しい価値をつくるという考え方です。

Eコマース企業がリアル店舗をもつ狙い

Eコマース企業がリアル店舗をもつ理由は単に販売チャンネルを広げるためではありません。むしろ採算を度外視してでもリアル店舗をだすメリットがEコマース企業にはあります。

Eコマース企業にとってリアル店舗はWeb上ではとれない顧客をの行動データをとれる場所にもなります。そしてEコマースのブランディングやプロモーション、さらには店舗の形態をしている倉庫としても使えるのです。

特にAmazonやアリババはリアル店舗では顧客の行動データをリアル店舗で取得する狙いがあると言われています。

新しい顧客体験・流通・マーケティングが変わる

ニューリテール戦略によって小売業は新しい顧客体験・流通・マーケティングが出来るようになります。例えばQRコードを使った決済や無人店舗での消費体験、Eコマース企業のもつビッグデータを使い個人商店に最適な商品を最適な量とタイミングで卸すことによる流通の変化、リアル店舗で取れる行動データによるさらなるマーケティングの進化が期待できます。

まとめ

ニューリテール戦略とはリアル小売とネットとの融合によって新しい価値を生み出す小売業の戦略のことです。Eコマースがリアル店舗をもつことで顧客の行動データをより詳細に把握できる等のメリットがあります。無人店舗もニューリテール戦略の大きな流れのひとつの形態に過ぎません。

参照元 PR TIMES
執筆者 タモリ マサヒコ

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