デジタルマーケティング

シャープのTwitter、顧客との距離を近づけるには?

アメリカで運用がスタートしたInstagramの新機能「チェックアウト」の例を出すまでもなく、SNSの現在テーマは、いかに売上げに結び付けるか?ということでしょう。その一方で、売上げなど全く眼中にないようなSNSの活用をおこなっている企業もあります。今回は「シャープ(SHARP)」の事例を見ていきましょう。

SNSは本来、広告が嫌われる場所である

現在、シャープが運営する公式Twitterのフォロワー数は47万人超。まとめサイトにもよく取り上げられ、話題にもなっていますからご存知の方も多いでしょう。そんなシャープ公式Twitterがなぜ、有名になったか?というと、独特の「ゆるさ」。新製品情報やキャンペーン告知といった、メーカーの公式にありがちなツイートは、全くといってよいほどありません。

担当者の山本隆博氏によるとツイートで心がけているのは、フォロワーとの関係性だとか。シャープの企業広告を手がけていたという山本氏は企業広告とSNSは全く異なるものとし、SNSは広告が嫌悪されるべき場所であると述べています。だからこそ、シャープの看板商品の一つである空気清浄機についてツイートをする際にも、サンシャイン池崎風に「空前絶後のォォ!!」とやってみたりする。保湿力だとかプラズマクラスタといった、広告で本来語るべきであろうコンテンツは、そこにはありません。

フォロワーと共犯関係を結ぶこと

そこまで売上に直接関係ないようなツイートをくり返す理由として、山本氏はフォロワーと共犯関係を結ぶためと語っています。このことは恐らくシャープが経営不振により、外資の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下となったことと無縁ではないでしょう。日本企業ではなくなったシャープに、以前とは違った感情を抱く日本人も多かったはず。そんな風にしてできてしまった顧客との距離感を縮めるためにも、山本氏の個性が際立つツイートをくり返している。海外の資本になっても、シャープの「中の人」は日本人だよということを強く感じさせるツイートにしているのではないか?と感じるのです。

まとめ

公式Twitterを通してシャープがおこないたいことは、顧客との距離感を縮めることでしょう。だからこそ47万人以上から支持されているわけですし、関西を中心に活躍する広告クリエータに送られる「佐治敬三賞」を山本氏が獲得するまでになったのでしょう。売ることは二の次にして、顧客との距離を縮める。こんなSNSの活用法は、大金を投じなくても十分にできるマーケティングの一つだと感じられるのです。

参考 https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201809/report/014070.php

執筆者 gisinosuke

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