メディア戦略

保守的、しかし顧客に寄り添う姿勢をみせるのがアディダス

別項目で紹介した通り、ナイキがおこなうキャンペーンはしばしば論争を巻き起こすほど革新的なもの。一方でナイキのライバルで「アディダス(adidas)」のキャンペーンは穏やかです。狙っているのは緩やかにファンを獲得すること。例えばTwitterでは、多数のアカウントを開設、可能な限り多くの層にアプローチするという方向性でマーケティングをおこなっています。

Twitter公式アカウント数はライバルの倍!

サッカーやテニス、ランニングなど、アディダスが得意としているジャンル。そして、野球やホッケー、ゴルフなど、これから開拓していくジャンル。アディダスは各スポーツごとに、Twitterアカウントを展開しています。また、Originarls、Y3、brazucaなどのブランドごとにもアカウントを展開していますから、それらの数は大変なもの。ナイキの倍ほどの数に上ります。このことから感じられるのは、アディダスがTwitterをブランドの入り口と位置づけていること。自社が手がけているジャンル全てを間口を広げ、顧客を取り込もうとする姿勢です。

アディダスはTwitterの運用で定評がある企業です。過去には、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦でリアルタイムに情報を発信、フォロワー数を飛躍的に伸ばすことに成功しています。

インパクトに欠ける、公式Instagram

一方で、アディダスのInstagramでの情報発信はスポンサーとなっているアスリートやキャンペーンをビジュアルで見せていくという平凡もの。ナイキと比較すると革新性において欠けるために、炎上もしないかわりにインパクトという点で今一つなものとなっています。結果、現れているのはフォロワー数の差。アディダスが2,330万人に対してナイキが8,640万人、4倍近い差がついてしまっています。

まとめ

アディダスのSNSマーケティングで優れている点は、細やかな情報を発信するTwitterの活用、劣っている点はInstagram、つまりビジュアルのインパクトの弱さでしょう。そのことは、先鋭的でしばしば扇動的なナイキと同じことをやっていてはいけないという意志も感じられるもの。やや保守的な姿勢を貫きつつ、顧客にどこまで寄り添えるか?をテーマにしているのがアディダスのマーケティングなのでしょう。

参考 https://twitter.com/search?f=users&q=adidas

執筆者 gisinosuke

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