マーケティング全般

マーケティングの達人が「ウブロ」でやった仕事とは?

パテック・フィリップの創業は1839年、オーデマ・ピゲは1875年。時計の世界において100年以上の歴史を持つブランドは、それほど珍しくありません。しかし、近年人気の「ウブロ(HUBLOT)」の創業は1979年、ジャン・クロード・ビバーがCEOに就任するまでは、ほぼ無名のブランドでした。短期間で現在の人気を勝ち得たウブロ、彼はどのようなマーケティング手法を用いたのでしょうか?

SとWをはっきりさせ、Sをさらに強化する

スウォッチグループの取締役を退任したビバーが、2004年にウブロのCEOへと就任したというニュースは、時計ファンは大きな驚きを持って受け止めました。ウブロは当時、ほぼ無名の時計ブランド、それだけにビバーがどのような手腕を振るうのか?大きな注目を集めたのですが、彼がおこなったことは、自社の製品が持っている強みと弱みをはっきりさせること。「SWOT分析」の中でも「S」と「W」をはっきりさせることでした。

そしてS(Strength)をウブロが創業以来続けてきた、ステンレスとラバーといった異素材の組み合わせによる斬新なデザイン、W(Weakness)をクオーツ時計しかラインナップしていないところと、それぞれとらえたのです。

そして発表したのが、カーボンやセラミックといった新素材を取り入れることで、異素材の組み合わせという、従来のSを発展させた「ビッグバン」シリーズ。Wであったクオーツを取りやめて機械式のムーブメントも採用、時計ファンの注目をあつめることに見事成功し、4年間で売上を10倍に伸ばしました。

アンバサダー商法を、ウブロでも実践

成功を収めたウブロは、2008年に巨大ブランドグループ「LVMH」の傘下となりました。豊富な資金を得たビバーがおこなったのは、自社による機械式ムーブメントの開発と、得意のアンバサダー商法。F1チームの「フェラーリ」、イタリア・セリエA「ユベントス」、ウサイン・ボルトらとパートナーシップを結ぶ一方で、サッカー・ワールドカップや、ワールド・ベースボール・クラシックなど、スポーツの国際大会を数多くスポンサード。時計ファンではないマス層にも認知度を高め、人気のブランドとなりました。

まとめ

ウブロが始めた新素材の採用や異素材の組み合わせは、時計業界のトレンドとなりました。また、アンバサダー商法も見事に成功、新興の時計ブランドにもかかわらずウブロは人気ブランドの一角を占めるまでになったのです。現在ウブロはLVMHの中核ブランドの一つ、世界最大のブランドグループの牽引役となっています。

執筆者 gisinosuke

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