メディア戦略

マーケティングの達人が「オメガ」で行った仕事とは?

スーツは「ブリオーニ」や「トム・フォード」、靴は「ジョン・ロブ」、車は「アストン・マーチン」とくれば、あのジェームス・ボンド。さすが動くトレンド、全身、超一流品の博覧会になっているのですが……こんな風潮を作り出したのもジャン・クロード・ビバーだったことは、意外と知られていません。

アンバサダー商法をさきがけて実施

ブランパンを見事再興、売却により巨額の富を手に入れたジャン・クロード・ビバーが、次に就任したのがスウォッチグループの役員の座。担当したのは主に「オメガ(OMEGA)」のマーケティング戦略になります。今でこそ多くの人があこがれる時計ブランドになりましたが、彼が担当した当時のイメージは時代遅れのブランドというもの。多くの顧客は昔ながらの年配の方ばかり、売上は頭打ちになっていました。

必要なのは新規顧客、それも若年層の開拓です。そこでビバーが取ったのは、ターゲットとする顧客があこがれるスター的人物に自社の時計をつけてもらうこと。今でこそ各時計ブランドが俳優やスポーツ選手と契約を結び、マーケティングの一端を担ってもらうことは珍しくなくなりましたが、当時は全く新しい手法。現在は「アンバサダー商法」なんて呼ばれていますね。

スター的人物にオメガを着けてもらう作戦

ビバーがオメガのアンバサダーに選んだのは、当時絶対的な強さを誇ったF1ドライバー、ミハエル・シューマッハ。オメガの代表的クロノグラフ「スピードマスター」を提供すると共に、オリジナルモデルをラインナップしました。また、女優でモデルのシンディ・クロフォードには「コンステレーション」を提供、オメガと彼女との関係は20年以上たった現在でも継続中です。そしてジェームス・ボンドに提供したのはダイバーズウォッチの「シーマスター」。1995年から提供を開始し、演じる役者は変わっても左腕を飾り続けるオメガは不変となっているのです。もちろん、スピードマスターもコンステレーションもシーマスターも大ヒットを記録しています。

まとめ

開拓したい顧客層にふさわしいスターを選出、彼らに自社の製品を就けてもらう。ブランドの認知アップのために、製品を着けてもらうことはありました。しかし、ここまで戦略的におこなったのはビバーが最初、時計だけでなく他のブランドも追従することになり、ジェームス・ボンドは動くトレンドになりました。そして現在のオメガは見事復活を果たし、ビバーの名声はとどろき渡ることになったのです。

執筆者 gisinosuke

SNS運用代行なら新大陸

関連記事

  1. インバウンドマーケティングの進め方!継続して質の高いコンテンツを…
  2. リードを倍増させるコンテンツマーケティングの手法
  3. InstagramはUGCに最適!テーマ選びとUGC推進手順を解…
  4. 【美容・健康編】ピンタレストが予測する2017年の関心度上昇トピ…
  5. Facebook、百万人の事業主にデジタルリテラシー訓練を約束
  6. ビデオで顧客経験価値を高める!購入前に製品に対する親近感増で注目…
  7. 10代スマホユーザーの3割が「QR決済」をする時代
  8. 綺麗な画像でクリック率増加!マーケティングにはベクター画像がおす…

ピックアップ

老後に2000万円の貯蓄が必要?LINEで受け取れる年金額を試算できるように

老後に2000万円の貯蓄が年金とは別に必要になるというニュースがSNSや世論を騒がせました。ところで…

おすすめの記事

PAGE TOP
結果が出るSNS運用代行