マーケティングの実務家による国際組織=MCEIはデジタルマーケティングについてアンケートを行いました。そしてデジタルマーケティングに取り組んでる実務家がどのように感じているのかが見えてきました。また今後の課題も浮き彫りになりました。
デジタルマーケティングに実際に取り組んでいる実務家がどのように今、感じているかを知ることで自社のデジタルマーケティングの取り組みとの温度差が分かります。
デジタルマーケティングに取り組んでいる企業は増えていますが多くの企業がどのように感じており何を課題としているのかを確認してみましょう。
デジタルマーケティングに8割の企業が取り組んでいる
約8割の企業がデジタルマーケティングに取り組んでいます。SNSを活用している企業は67.4%、デジタル広告活用41.8%、検索エンジン最適化(SEO対策)が32.6%がベスト3となっています。
またオウンドメディアを運営することで潜在顧客を集めるコンテンツマーケティングはアンケートでは約3割の企業が実施していることが分かりました。
現在はでは何かしらのデジタルマーケティングの施策を行っている企業が多数派です。一方でコンテンツマーケティングなど自社メディアを持っている企業は約3割に留まっています。デジタルマーケティングを一口に行っているといっても施策の内容に差が出ています。
デジタルマーケティングの効果は出ているのか
デジタルマーケティングの効果が出ていると感じているかどうかの調査では
- 大きく出ている7%
- 少しは出ている50.9%
という結果で少しずつ効果が出ていると感じてはいるものの大きなインパクトがあったと考えている実務家は少ないようです。デジタルマーケティングは即効性のあるものではなく地道に結果が出てくるものです。
デジタルマーケティングは即効性はない反面、地道に効果がでていることも伺えます。
デジタルマーケティングの今後の課題
新しいテクノロジーのデジタルマーケティングへの応用が注目されています。AIを用いたビッグデータの解析やオートメーション化、需要予測や価格予測などです。これらの新しいテクノロジーをどう応用するかも注目されます。
また
- マーケティングをいかに施策実行に繋げられるか
- 個人情報の取り扱い
- IT人材の不足
の3点も重要な課題です。
まとめ
デジタルマーケティングは約8割の企業が取り組んでいます。そして大きなインパクトはないものの少しずつ効果がではじめていると感じている実務家が多数派です。今後の課題は新しいテクノロジーの導入とマーケティングを施策実行にどう生かすのか。個人情報の取り扱い、IT人材不足への対処です。デジタルマーケティングを続けていくための課題をクリアしながら地道な積み重ねが必要ではないでしょうか。
参照元 PR TIMES
執筆者 タモリ マサヒコ