企業マーケティング戦略の強化を目指す米国のマーケティング担当者にとって、今年の最優先事項はいったい何でしょうか。MarketingChartsの最新チャートから Smart Insightsサイトが紹介しています。
顧客体験が主要な焦点
「ブランディング」は、いつでもマーケティング担当者間のホットな話題です。そしてブランディングには、さまざまな定義と目的が数多くあります。数年前までブランディングは、単にロゴの設定やスローガンなどの定義で済んでいました。しかし今日のブランディングはより複雑になっています。
それは、あなたのブランド名を聞いたとき顧客が感じる「好ましい気分」であったり、彼らがあなたのブランドを見たときにブランド・アイデンティティに関連付けて感じる感情かもしれません。企業マーケティングと企業マーケターの焦点は、トップマーケティングの動向と最新の技術開発によって、毎年変わっていきます。
MarketingChartsの最新チャートは、500人の企業従業員を対象に行われた調査結果である「2018年のブランディングの状況報告」に基づいて、今年の企業マーケティング担当者の最優先事項を示しています。
このチャートでは、回答者の4分の1(25%)が、2018年の最優先事項は顧客体験であると指摘しています。顧客体験に続くのが、企業の認知度(18%)、新規顧客の獲得(18%)、顧客の維持/ロイヤリティ(17%)、エンゲージメント(15%)となっています。
顧客体験の向上
MarketingChartsの別の調査では、顧客体験がマーケティング担当者にとって最もエキサイティングな機会の一つと位置づけられています。現在、人工知能(AI)とパーソナライゼーションがマーケティングの流行語である中で、企業のマーケティング担当者は、顧客体験を向上させるための革新的な方法を絶えず模索しています。日本ではいかがでしょうか。
参照元: Smart Insights
執筆者: シャヴィット・コハヴ