デジタルマーケティング

ワクワク感を売るビジネス?

最近は日本でも、若手起業家の話題が多く聞かれるようになりました。19歳の起業家、坂内綾花さんもその一人。クラウドファンディングを利用して彼女が売っているのは「フォーチュンボックス」という中身未公開の箱です。

アイデアが生まれるまで

「名もなきメーカーの挑戦を応援できる!あなたに謎の箱を届けます」という謳い文句で、中身のわからない箱を売る。なかなか興味深い試みですが、このアイデアのもとは、古郷から届いた小包を開ける時のワクワク感だそうです。

フィルターバブルからの脱出

ネットユーザは、フィルターバブル (インターネット検索サイトのアルゴリズムが、所在地、過去の検索履歴などのユーザ情報に基づいて、ユーザが見たい情報を推定して出す検索結果のために、ユーザが自身の観点に合わない情報から隔離され、自らの文化的・思想的なバブルの中に孤立するようになっていく)ために、新しいジャンルの情報に触れることが少なくなっています。

オフラインの生活でも消費者は、行きつけの店で、買いなれた商品を買うことが多いのではないでしょうか。キューレーターを自負する坂内さんは、中身未公開の箱を売ることで、フィルターバブルを破れるかという挑戦をしています。

消費者の期待を適度に裏切れるか

東急ハンズ、ロフトなど〝知らなかった商品に出会えること″を売りにしているお店のように、お客様の期待を適度に裏切っていきたい。それが堅実に長く続いて、何が届くかわからないけれどもキュレーターを信頼して買う、という新しい流通パターンを広げていきたいというのが彼女のポイントです。

お客様がフィルターバブルから出やすいように

中身のネタバレができないため「フォーチュンボックスの特徴を示す8項目評価」を示し、〝中身の商品の品質に妥協しない″など「7つのルール」も作られ、お客様が少しでも安心して購入できる努力も怠っていません。

顧客の好みに見合ったものを提示して買ってもらおうとする「追いかけ広告」が現在のeコマースの主流ですが、坂内さんのアイデアはその正反対を行ったもの。この逆構想がうまく働くと面白いと思いませんか。

参照元:  Ready for
執筆者:  シャヴィット・コハヴ

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